2011/12/19

奥能登2011

先日、日本に一時帰国した際に、輪島へ行ってきました。羽田から奥能登空港までは1時間もかかりません。飛行機の中から見る景色は曇っていましたが、着いたら、晴れていました。


今回はあり難いことに、夫の友人のお宅へ泊まらせていただけることに! 海のすぐそばにお住まいで、日本海はとてもきれいでした。 


まずは、お昼ご飯ということで、BBQ。夫とその友人Aさんは牡蠣を取りに海へ。
(沖に見える黒い点はAさんと夫)


私は泳げないので、浜辺で貝を採る係(笑) 岩には貝の稚貝がいくつもくっついています。実際に採った貝はこれではなく、もう少し大きいものです。


牡蠣は3つほど採れました。でも、焼いたらかなり縮みました(笑)


Aさん宅の隣家はヤギを飼い、ヤギの乳からアイスクリームを作って販売したところ、大当たり! 初めは1頭しかいなかったヤギも、今では5,6頭いるそうです。でも、ヤギ、ちょっとコワイ。


Aさん宅からの夕日。(網戸越し)


次の日は輪島を観光。まずは、近くのお寺へ。お寺といっても、曹洞宗大本山總持寺祖院というとても立派なお寺でした。朝早くだったので、観光客は誰もいないので、ゆっくりと見物。2007年に起きた能登半島地震の影響で、一部の建物が改修工事をしていました。



お次は、輪島の朝市。お年寄りが多かった(笑) 海産物とか売っていたんだけど、生ものは買えないので我慢。くちなしで色をつけたという「えがらまんじゅう」1個120円を購入。もち米とこしあんのシンプルなつくりだけど、すごいおいしかったー。


朝市の後は、海沿いをドライブ。こちらは有名な千枚田。傾斜のある土地を有効活用して作った水田。私たちの頃はなかったけど、最近は、小学生の教科書なんかによく載っています。


そして、次は、今回の旅の目的、『時国家』です。時国家とは、平家一門であった平時忠が能登に流され、その子時国が祖となっています。江戸時代は庄屋として栄え、田畑や製塩業にも手を出します。また、北前船を何隻も所有して、商業にも力を入れます。1634年に本家の「上時國家」と分家の「下時國家」に分かれています。

こちらは、下時國家。


立派な囲炉裏があります。


襖絵がステキです。


こちらは、上時國家。


本家のほうがやはり、大きかったです。




苔生した日本庭園。


さらに、日本海沿いを北へドライブ。


製塩に力を入れているらしく、途中、いくつも製塩所がありました。塩アイスは、普通においしかったです。


お昼は通りすがりのお店で。夫は刺身定食、私は岩のりうどん。この岩のりが、普段食べるようなカケラ見たいな岩のりじゃなくて、形のしっかりとした肉厚の岩のりで、地元で取れたものだそうです。ここのお店の方と少しお話をしたのですが、お店の方の叔父さんが漁師をしているそうです。少し前に、北朝鮮の脱北者が輪島沖に漂流したというニュースがありましたが、なんと、そのその叔父さんがこの脱北者を発見したそうです。「食べ物を投げたら、取って食べてたよ~」と言っていたとか。


相変わらずキレイな、北陸の海。能登半島の先っぽにランプの宿という高級旅館があって、洞窟があったり、パワースポット(自称)として有名らしいのですが、旅館の敷地内なので、泊まらないと入れない、しかも洞窟は写真で紹介されているのに、旅館に泊まっても、いく手段がないというなぞの場所。先の時國家を調査した人の本に、「ランプの宿に泊まった」とあったので、かなり古くからある旅館らしいです。HPを見ると結構すてきなので、いつか行ってみたいです。


さあて、次の日は、最終日。地元の観光スポット「義経の舟隠し」。平家に縁のある地域ですね。こんな崖の隙間に船を隠したら、確かに、わからないです。しかも、この海のきれいさ。



たまたま、通りかかった棚田。稲刈りは終わっているようです。



この日の昼食は、能登の「しか丼」。牛丼でした。



夫は海鮮丼。


この後は、遊覧船に乗ります♪


この日は、地元の人(遊覧船の乗り場の人)も驚くほど、海が澄んでいたそうで、私たちの前の船では、鯵の群れが見えたそうです。「巌門」という珍しい形をした岩を見る遊覧船だったのですが、そちらよりも、鯵の群れが気になって、水の中ばかり見ていました・・・ 写真も忘れました・・・

最後は、能登国の一宮、氣多神社。こちらも立派な神社でした。つい最近、御朱印帳を買ったので(でも、持って行くのを忘れた・・・)、御朱印をゲット。


北陸は海もあって、山もあって、歴史もあって、食べ物もおいしくて、本当にいいところでした。