2007/10/22

乃木神社 管絃祭

今の仕事は拘束時間が長いので、もっと仕事時間が短くなったら習いたいなー、と思っているのが「雅楽」!
といいつつ数年が過ぎ、でも、雅楽についてほとんど何も知らないので、雅楽の演奏会@乃木神社に行ってまいりました。
雅楽の演奏は、テンポはゆっくり、神々しくて、普段聴いている音楽とは全然違いました。
神事のときに演奏されるのかと思っていたら、そうでもなく、「天皇の御遊にも演奏された」と、もらったリーフレットに書いてあったので娯楽的な面もあったみたい。

舞の人の衣装ステキなので、うっとり見とれていました。鮮やかな橙色に、金で雲のようなものが刺繍されています。まるで大和絵のようですね~。
リーフレットによると、

「装束に刺繍された金鼠・白鼠や・・・・」  ん?

あれは雲ではないの? 

さらに、

「鼠に関係した曲であると思われます。・・・・・・鼠がコミカルに走り回っている様子が想像されます」

あんまり、優雅ではないような気が・・・・
舞の動きはかなりゆっくりだし、鼠が走り回っているようには見えない・・・
何より、ネズミの踊りを見たっておもしろくないよねぇ・・・

2007/10/06

永井荷風『日和下駄』

今は江戸の面影ってほとんどないけど、まだ、荷風の生きていた時代は
江戸の名残があって、面白かったに違いない。

私は、もし、自分の家を買うなら、「武家屋敷のあったところ」と決めていて、
マンションだけど夢が叶いました。
(でも江戸の面影はまったくありません・・・・)

ジョン・オシエー『音楽と病 病歴にみる大作曲家の姿』

作曲家はいろいろな病気に悩まされた、と一般的に思われているのではないだろうか。
ベートーベンは耳が聞こえなくなり、モーツァルトは若くして亡くなり、
シューマンは精神病を患い・・・・・・・

「才能には苦難がつきものなのね、みんなどんな苦労をしているのかしら?」 と思って
読んでみた。

なぜか、音楽家のカルテはよく保存されている(研究もされている)ようで、
いろいろ音楽家の病歴が紹介されてた。
当時は、医学が発達していなかったので、きちんとした
治療法が確立していなかったんんじゃないか、というのが感想。

でも、作曲家って、生きているときはお金がなくて、みんな貧乏で、生活は悲惨そうです・・・
あんなに美しい音楽を生み出しているのに!

末延芳春『荷風のあめりか』

すこし前に、大学時代の友人と都電荒川線にのった。
始発の早稲田から、終点の三ノ輪まで。
途中下車しながら、巣鴨の地蔵通り商店街(だっけ?)を歩いたり、
荒川べりで休んだり。
今までほとんど行ったことのない地域で、知らなかった東京を観てきました。

そこで、フト、東京に興味をもち、東京古地図などを眺めていた。
「古い時代の東京といえば、永井荷風が何か書いていなかったっけ」と
思い立ち、荷風について書いた本を読んでみた。

永井荷風と言えば、フランスのイメージが強いけど、実際は、フランスより
アメリカにいた時期の方が長いらしい。