2010/07/23

Sea Otters

アメリカに行くハナシが出たとき、まず最初にしたのは地図で自分の住むであろう場所(サンノゼ)を確認したこと。なにせ、ほとんどアメリカに興味がなかったのでアメリカの地理はまったくわからなかった。当時、教育関係の出版社に勤めていたので、手元にあったのは、中学生が地理の学習で使う地図。それで、カリフォルニアのあたりを調べると・・・ なんと、カリフォルニアは長細~く、日本がすっぽり入ってしまうくらい大きい! そして、海に面していて、その海には鯨やアシカやラッコがいるらしい! 中学生の用の地図なので、各地域の名所旧跡・特産物が絵で示してあるのです。鯨やラッコに会えるかも!? そこで、「アメリカに行ったら野性のラッコをみること」という目標を立てた。

とはいっても、ラッコには簡単には会えなかった。海洋生物というと、このあたりではモントレーという町に水族館があって有名。その近くの海域にはアシカなどはいた。でも、ラッコはいない。モントレーの水族館に高い入場料($30)を払って行ったけど、飼育されているラッコは別にめずらしくない。



去年の年末、日本に帰ってテレビを見ていたら、「カルフォルニアのモスランディングでは、野生のラッコがいます・・・」とナレーションが流れ、カヌーで静々とラッコに近づいている様子が放送された。こ、これだ! 「モスランディング」 この地名を頭に刻み付けた。



調べてみると、モスランディング(Moss Landing)はモントレーの少し北。我が家から十分いける距離である。ラッコ観察のツアーもやっている。いつかモスランディングへ・・・ と野望を抱き続け、ついにその日がやってきた。

日本から夫も友人がやってきたので、モスランディングへ行くことにした。ラッコ観察のツアーはHPでチェックしたらもう予約を受け付けていなかったから、自分たちでラッコを探すことにした。我が家からモスランディングまでは1時間半くらい。山をひとつ越えます。10時頃出発して、まずはランチ。周りは見渡す限りイチゴ畑でなにもない。でも、地元で有名なシーフードのレストランがあって、そこへ。

Phil's Fish Market






魚介のシチューみたいなのを注文したら、カニのエプロンがついてきた。





レストランを出て、あてもなく車を走らせると、ヨットハーバーみたいなのがあったので、そこに行ってみた。アザラシがいた。



あ、なんか、アザラシの向こうのほうに点々が!?!? 違う動物か!? まさか・・・

捜し求めていたラッコちゃんでした!!!! 超ラブリー。







ざっと、数えてみたところ、50頭くらいの群。ケルプは体に巻きつけてなくて、すこしずつ群れで左に移動しているようでした。念願のラッコを見ることができて、大満足でした。

この辺りは、海水が陸地に入り込んでいて湿地のようになっていて、景色もきれい。またいつか、来たい~。








 

2010/07/08

ビーツ

アメリカに来てから知ったお気に入りの野菜があります。その名はビーツ。



日本では「赤カブ」として知られているだろうか。ウクライナやロシアでボルシチを作るのに使われているとか。調理法としては、茹でてそのまま食べたり、サラダに入れたり。味は、甘く、そして土の香り。甘みのあるジャガイモと土の香りのするゴボウが一緒になったと想像してください。ゴボウを好きな人は多分ビーツも好き。そして、私の一番好きなのは、ビーツのピクルス!!
作り方を紹介します~。まず、ビーツの葉を切り、30分ほど茹でます。茹で汁が真っ赤になります。


その間に、ピクルス液を作っておきます。水1カップ、酢1カップ、塩小さじ2、砂糖大さじ2、黒胡椒3~4粒、クローブ3~4粒を鍋で煮立たせ、ビンに入れて冷まします。


茹で上がったビーツの皮を剥き、好きな大きさに切る。そして、ピクルス液に漬けて、一晩冷蔵庫へ。一晩たつと、ピクルス液は真っ赤になります。


できあがったビーツのピクルス。