2011/05/15

ウィーンフィル




それは3月のことでしたが、なんと、ウィーンフィルのコンサートに行ってきた。サンディエゴでコンサートを企画する La Jolla Music Society という団体があって(プロモーターみたいなもの?)、ココに書くのはすっかり忘れていたのだけれど、この間五嶋みどりさんのコンサートのチケットをとるときに、この団体のHPを見てみたら、なんとそれよりも大物が来るではないか!!

驚いたのはチケットの安さ。一番高い席で、$105。えっ、安い・・・ ほんとに、この値段でいいのですか? この料金を見ちゃうと、日本のチケットの高さに疑問が湧く。

さてさて、お楽しみの演目は、シューマンの交響曲2番とブラームスの交響曲2番。交響曲が2曲という面白いプログラム。どっちもよく知っている曲なので、楽しめそう♪と期待大。シューマンはエキストラでのりました。

そしてコンサート当日。開演は20:00なので、家で夕飯を済ませ、会場に向かう予定。ところが!一緒に行く夫が、18:30ごろ会社から帰ってすぐ、「疲れた・・・」とソファで寝始めた・・・ 家からコンサートの行われる Civic Center までは10分もかからないので、まあ、間に合うのだけれど、コンサートの最中に寝てしまうのではないだろうかと心配・・・

夫が起きたのが、19:00過ぎ。急いで夕飯を済ませ(驚いたことに、1o分で食べ終わった)、会場へ。

客電が落ちて、コンサートが始まる。メンバーの入場かと思いきや、蝶ネクタイの紳士が現れ、マイクを持ってしゃべり始める。なんでも、ウィーンフィルがサンディエゴにくるのは、初めてらしい。そして、ウィーンフィルが今回サンディエゴにくることができたのは、××さんと○○さんのおかげである、と言っていた。××さんと○○さんが客席にいるらしく、拍手が巻き起こる。(休憩のときに、もらったプログラムを見ていると、××さんと○○さんの写真が大きくページいっぱいに掲載されており、 La Jolla Music Society に、年に$250,000の寄付をしているとのこと。お金持ちなんだねー)

さて、演奏の方はと言うと、すっごくよかったー。ウィーンフィルは弦がいいとよく聞くけど、本当にその通りだった。まるで一台の楽器で弾いているように音が揃っていた。管楽器は特別な楽器を使っていると知っていたけれど、弦楽器もそうなのかな~? (家に帰ってwikipediaで調べると、コンマス以外は同じ工房で製作された楽器を使っているとのこと) ただ、弦が良かった分、管楽器は元気がなく、物足りないような気もした。今度はウィーンに聴きに行きたいな~。