2010/11/06

11/4 お一人様コンサート

サンディエゴには文化がない・・・ と嘆いてたんだけれど、なんと、 San Diego Symphony というものが存在していたことを発見。早速、HPをチェックしてみると、月に何回かコンサートが開かれているモヨウ。どれに行こうかとウキウキしながら見ていると、ムムムム、魅力的なプログラムが。

「Saint-Saëns "Organ" Symphony」

とだけ。

大抵、オーケストラのコンサートは、3曲仕立てで、交響曲が最後にひとつ入っているのだけれど、このコンサートは、交響曲ひとつだけ。前プロ・中プロってつまらない曲のこともあるし、ほとんどの場合、メインの交響曲がお目当てなので、メインだけのコンサートっていいかも! そして、チケットを購入。メイン1曲だけなので、チケットは格安、なんとたったの$20!!なんという安さ~。

さて、コンサート当日。好きな曲♪なので、ワクワクしながら開演を待つ。チューニングが終わり、演奏が始まる。・・・んっ、これって2楽章では? と思ったら、演奏がとまって、男の人が登場。観客は拍手。どーしたの、一体!? すると、男の人がしゃべり始めた。しかもフランス語訛りの英語で、「インプレッシオーン」とか言っている。どうやら、この人はサン=サーンスを演じているようだ!

私のリスニングが正しければ・・・、サン=サーンスはフランスの作曲家で初めて交響曲を作曲したこと、この交響曲3番(オルガン付き)は仲のよかったリストの助言によって、ひとつの旋律をいろいろな形に組み込んでいること、など説明していました。そして、ひとしきりトークが終わると、やっと演奏に。

演奏はまあまあのレベル。木管がもうちょっと元気が良かったらいいかな。でも、久しぶりに聴いたこの曲は素晴らしかったー。(日本にほとんどのCDを置いてきてしまったので聴けないのです)

アメリカでコンサートに行って驚くことは、ホールの装飾の素晴らしさ。ここサンディエゴのコープレイホールは、外観は近代的なビルなんだけど、ホール部分はきれいに装飾が施され(カメラもっていくの忘れたので写真なし・・・)、そして、もちろんパイプオルガンが設置されています。そんなに大きな都市ではないのに、パイプオルガンが付いているってすごいっ。